FX用語集

◆あ行で始まるFX用語

・アービトラージ (あーびとらーじ)
商品の価格差(値鞘)を利用して利益を得ようとする取引のこと。2つの市場間で同一の商品を取引すると、それぞれ価格が異なることがある。その時、それぞれの商品を価格の安い市場で買い価格の高い市場で売ることにより理論上は低いリスクで利益を得る事が出来る。

・アウトライト取引 (あうとらいととりひき)
付帯条件を付けずに「買いのみ」「売りのみ」の単体で行う取引のこと。

・アセット (あせっと)
資産、財産のこと。

・アベレージ・コスト (あべれーじこすと)
同一銘柄のポジションを複数にわたって保有している平均の持ち値のこと。

・アイザー・ウェイ (あいざーうぇい)
売値、買値ともに同じ価格であること。

・アゲインスト (あげいんすと)
現在保有している(売り、買い)ポジションを市場レートで評価した際、損失が出ている状態のこと。

・アセットアプローチ (あせっとあぷろーち)
ある一時点の金融資産の保有高に着目し為替の需給関係を見ようとする理論のこと。外国為替相場の決定理論の1つ。


・アマウント (あまうんと)
外国為替取引の量、取引金額または取引単位のこと。

・相対取引 (あいたいとりひき)

株式市場のような取引所取引とは異なり売り手と買い手が相対(1対1)交渉し、値段、数量、決済方法などの売買内容を決定する取引方法のこと。

・アシスタントディーラー (あしすたんとでぃーらー)
ディーラーの補助をする人のこと。アシスタントディーラーは自己の判断ではなく、サポートをしているディーラーの判断に従って取引を行う。

・アナリスト (あなりすと)

市場等の動向を調査・分析して、運用者に役立つ情報を提供する専門家のこと。大きく分類するとチャート分析などテクニカル要因を活用するテクニカルアナリストと、経済統計や経営実態などファンダメンタル要因を元に分析するファンダメンタルアナリストがいる。

・アンダーパフォーム (あんだーぱふぉーむ)
運用成績が評価するための基準、つまりベンチマークを下回ること。

・アウトパフォーム (あうとぱふぉーむ)

運用成績が評価するための基準、つまりベンチマークを上回ること。

・アスク (あすく)
プライスを提示する側の通貨売付の希望価格のこと。提示された側はそのプライスを買うことになる。


・アノマリー (あのまりー)
理論では説明できない相場の規則的な現象のこと。

・アンワインド (あんわいんど)

低金利通貨をファンディング(調達)し高金利通貨で運用するポジションが限界まで膨らんだ時に、手仕舞い等により逆にポジションが巻き戻る(アンワインド)こと

・イールドカーブ (いーるどかーぶ)
縦軸に債券利回り、横軸に債券の残存期間を取ったグラフ上に、債券ごとに利回りと残存期間の対応点をつないで結んだ曲線。普通は残存期間が長い債券ほど金利は高くカーブは右上がりになる

・委託介入 (いたくかいにゅう)
東京市場以外の市場で介入を行う場合に、各国の中央銀行に頼んで介入をしてもらうこ

・委託手数料 (いたくてすうりょう)
市場での証券の売買注文が成立した際に証券会社に徴収される手数料のこと。

・イニシャルクレーム (いにしゃるくれーむ)
米国における失業保険新規申請者数。この数が増加傾向(=失業保険増)の場合雇用状態の不安定さを意味する。

・イフ・ダン (いふだん)
一次注文と二次注文に対してあらかじめ指値 (逆指値) 注文を設定し一次注文が約定した時点で二次注文が自動的に発注される注文方法のこと。

・イベントリスク (いべんとりすく)
事前に予測できないイベントによって、生じたリスク。大震災・テロ・要人の死去など。

・インカムゲイン (いんかむげいん)
資産を保有することで継続的に得られる利子や配当による収益のこと。FXではスワップポイントが該当する。

・インターバンク市場 (いんたーばんくしじょう)
金融機関で相互に資金の調達や交換を行う市場のこと。取引参加者は主に金融機関、証券会社などである。物理的な市場はなく金融機関同士が電話などの通信手段やコンピュータを用いて行なっている。


・インフレーション (いんふれーしょん)
一般的物価水準が継続的に上昇し続ける現象のこと。


・ウォールストリート (うぉーるすとりーと)
ニューヨーク・シティにある金融街のこと。大手の銀行や証券会社などが集中している場所で、米国金融市場の通称にもなっている。


・売建玉 (うりたてぎょく)
売付取引のうち、決済が完了していないものこと。


・売値 (うりね)
プライスを提示する側の通貨売付の希望価格のこと。提示された側はそのプライスを買うことになる。


・売り持ち (うりもち)
売りポジションを保有している状態のこと。


・エキゾチックオプション (えきぞちっくおぷしょん)
様々な条件に基づいて原資産となる金融資産や商品などを売買する権利のこと。

円キャリートレード (えんきゃりーとれーど)
・超低金利の円で資金調達し、それを外貨に換えて高い収益を得られそうなものに投資すること。


・円債 (えんさい)
日本以外の国や地域で発行される円建て債権のこと。

・円高 (えんだか)
外国為替相場で円貨が外国通貨に対して相対的に価値が高いこと。


・円安 (えんやす)
外国為替相場で円貨が外国通貨に対して相対的に価値が低いこと。


・オージー (おーじー)
オーストラリアドルのニックネームのこと。


・オーバーシュート (おーばーしゅーと)
相場の行き過ぎた変動のこと。


・オーバーナイト取引 (おーばーないととりひき)
その日のうちに決済せず翌日以降に持ち越す取引のこと。日本の外国為替市場の場合、午前6時(夏時間)を超えて保有しているとオーバーナイトになる。

・オーバーパフォーム (おーぱーぱふぉーむ)
運用成績が評価するための基準、つまりベンチマークの騰落率を上回ること。

オープンオーダー (おーぷんおーだー)
売り注文や買い注文が約定あるいは取り消されるまで、その注文が効力を持つ注文方法。

オープンポジション (おーぷんぽじしょん)
外貨の保有エクスポージャー。未決済のポジションを指す。

オイルマネー (おいるまねー)
中近東を中心とした原油産油国が原油から得た利益をもとに余った資金の一部を利用して投資・運用している資金のこと。


オファー (おふぁー)
プライスを提示する側の通貨売付の希望価格のこと。提示された側はそのプライスを買うことになる。

オフショア (おふしょあ)
非居住者から調達した資金を非居住者に貸し付けるなど原則として運用・調達とも非居住者と行なう取引のこと。

オプション取引 (おぷしょんとりひき)
ある一定の商品を一定の取引期間内に一定の価格で売買する権利のこと。

思惑 (おもわく)
ある相場の局面についての主観的な見解、見通しのこと。

オルタナティブ投資 (おるたなてぃぶとうし)
投資信託、譲渡性預金、株式や債券への直接の投資以外の投資のこと。


終値 (おわりね)
取引終了時の為替価格。


隠密介入 (おんみつかいにゅう)
財務省・日銀が「介入」を公表しないで、隠密裏に行なうこと。


◆か行で始まるFX用語

改正金融先物取引法 (かいせいきんゆうさきものとりひきほう)
2005年7月1日に施行された金融先物取引会社(FX会社も含む)を許可制から登録制に変更する内容を含んだ規制法。

買建玉 (かいたてぎょく)
買付取引のうち決済が結了していない建玉のこと。

介入 (かいにゅう)
外国為替市場で経済実態を反映しない相場の急変動に対して中央銀行が相場を安定させるために行う為替売買のこと。

買値 (かいね)
プライスを提示する側の通貨買付の希望価格のこと。数社が提示する最も有利な価格で通貨を売付することができる。


買い持ち (かいもち)
買いポジションを保有している状態のこと。

買戻し (かいもどし)
売建玉を決済する(減少させる)ために行う買付取引のこと。

カウンターパーティ (かうんたーぱーてぃ)
相対取引を行うための相手(銀行)のこと。

価格変動リスク (かかくへんどうりすく)
取引対象である通貨の価格の変動により生じるリスクのこと。

確定申告 (かくていしんこく)
所得税・法人税などのように一定期間内に累積した所得に対して課される租税について、納税義務者が課税期間の終了後、その期間中の課税標準および税額を税務署長に申告すること。

カバーディール (かばーでぃーる)
顧客取引の反対売買をして残高を調整するための取引のこと。

為替スワップ (かわせすわっぷ)
為替取引の一種で日本の銀行が円を担保に入れて外国銀行からドルを借り、一定期間後にドルを返すような仕組みのこと。主に貿易業者などが活用している。

為替清算価格 (かわせせいさんかかく)
取引所為替証拠金取引における証拠金所要額を算出するために、通貨ペア別に日々の取引時間終了後に取引所が決める価格のこと。

為替相場決定理論 (かわせそうばけっていりろん)
為替変動がどのような要因で起こるのかを分析したもののこと。

為替手数料 (かわせてすうりょう)
通貨交換の際に支払う手数料のこと。

為替ディーラー (かわせでぃーらー)
外国為替市場で金融機関などにおいて実際の取引をしている人たちのこと。


為替変動リスク (かわせへんどうりすく)
為替相場の変動により損失が発生するリスクのこと。

カントリーリスク (かんとりーりすく)
海外に投資したり融資したりする場合に、その対象国の信用度がどの程度あるのかを表すもののこと。

緩和縮小観測 (かんわしゅくしょうかんそく)
一般的に不況時に取られる量的緩和政策(市場に出回るお金の量を増大させる金融緩和)を縮小する観測。金利上昇局面を連想させる

外貨準備高 (がいかじゅんびだか)
国が保有している外貨額のこと。

外貨建てMMF (がいかだてえむえむえふ)
MMFは「Money Market Fund」の頭文字から取った略称で主に外貨建て債券を組み入れた投資信託のこと。安全性の高い高格付けの債券や優良企業の無担保約束手形などを中心に運用され、満期がなくいつでも換金できることから、低リスク資産運用の方法の一つとして人気がある。


外貨預金 (がいかよきん)
外国為替を取り扱う銀行に開設する外貨建ての預金。


外国為替 (がいこくかわせ)
円とドル、円とユーロなど異なる通貨を交換すること。

外国為替及び外国貿易法(外為法) (がいこくかわせおよびがいこくぼうえきほう)

1949年に制定された日本の法律のこと。1980年と1998年に大幅な改正が行われており、特に1998年の改正により為替取引が一般企業や個人にも解放され、外国為替証拠金取引(FX)が日本でも一般に取り扱われるようになった。

外国為替市場 (がいこくかわせしじょう)
外国為替取引の行われる市場のこと。為替銀行・為替仲立人・中央銀行などによって構成される。


外国投信 (がいこくとうしん)
外国の法律に基づいて、委託会社が海外で設定や運用をする外貨建ての投資信託のこと。

外債 (がいさい)
債券発行者の国外で募集される公債や社債のこと。

キウィ (きうぃ)
ニュージーランドドルのこと。

機関投資家 (きかんとうしか)
生命保険会社や銀行、信託銀行、証券会社、年金基金、ヘッジファンドなど、個人や法人から預かった資産を運用することを業務とする法人のこと。

外国通貨建て (がいこくつうかだて)
外貨で決済が行なわれること。

基軸通貨 (きじくつうか)
国際貿易の決済や金融取引時に基準となる特定国の通貨のこと。現在は米ドルとユーロが2大基軸通貨と言われている。

キャップ (きゃっぷ)
相場がある一定の水準で変動しているときの上限水準のこと。

キャピタルゲイン (きゃぴたるげいん)
投資した時の価格よりも売却時の価格が高い事による売買益のこと。

キャピタルロス (きゃぴたるろす)
投資した時の価格よりも売却時の価格が低い事による売買損失のこと。

キャリートレード (きゃりーとれーど)

異なる通貨間の金利差から利益を受ける事を目的にした取引のこと。円やスイスフラン等金利の低い通貨で資金調達し、豪ドルやNZドル等の高金利通貨で運用する事で金利差を稼ぐ投資手法。


キャンドル (きゃんどる)
カナダドルのこと。

協調介入 (きょうちょうかいにゅう)
為替変動の行き過ぎを是正する目的で、先進各国の通貨当局が協調し連携して為替市場に介入する行為のこと。

金融商品取引会社 (きんゆうしょうひんとりひきかいしゃ)
委託者からの金融商品取引の注文を金融商品取引所、あるいは他の会社に取り次ぐ業務等について金融商品取引法による登録を受けたもののこと。

金融商品取引法 (きんゆうしょうひんとりひきほう)
証券取引法・金融先物取引法などを整理統合して多様化する金融取引に対応し国民経済の健全な発展と投資者の保護を目的として定められた法律のこと。

金融政策 (きんゆうせいさく)
通貨当局、特に中央銀行が、基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)操作・公開市場操作・預金準備率(支払準備率)操作などの手段によって物価の安定や景気の調整を図ろうとする政策のこと。

金利変動リスク (きんりへんどうりすく)
取引対象である通貨の金利が変動し保有するポジションのスワップポイントが変動するリスクのこと。

逆指値 (ぎゃくさしね)
その時の価格より「高く買う」・「安く売る」価格指定注文のこと。損切り・順張りに使用する。

逆ざや (ぎゃくざや)
先物取引では一般的に先物価格が現物から算出した理論値よりも安い状態のこと。

逆張り (ぎゃくばり)
相場の方向感とは逆の売買を行うこと。


クウォート (くうぉーと)
為替レートを提示すること。

クオンツモデル (くおんつもでる)
高度な数学的手法・物理学・統計学などの精緻な解析見解からマーケットの分析や投資商品の開発を行うこと。

口先介入 (くちさきかいにゅう)
金融当局・政府の要人等が市場に資金を投入せずに言葉だけで外国為替相場の流れを変えようとすること。

クロスカレンシー取引 (くろすかれんしーとりひき)
通貨当局、特に中央銀行が、基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)操作・公開市場操作・預金準備率(支払準備率)操作などの手段によって物価の安定や景気の調整を図ろうとする政策のこと。

クロス取引 (くろすとりひき)
米ドルを介さない通貨ペアの為替取引のこと。

ケーブル (けーぶる)
英国通貨のポンドの表す通称。

経済指標 (けいざいしひょう)
政府等が発表する経済の成長や安定性についての指標のこと。


経済成長率 (けいざいせいちょうりつ)
一定期間(ふつう1年間)に経済規模が拡大する割合のこと。実質国民総生産または実質国民所得の年間増加率で表す。

経常収支 (けいじょうしゅうし)
国際収支のうち、経常取引によって生じる受け払いの関係を示す勘定の収支こと。貿易収支・貿易外収支・移転収支からなる。

気配値 (けはいち)
外国為替相場で取引されているおおよそのレートのこと。

公定歩合 (こうていぶあい)
中央銀行が民間の金融機関に対して貸出を行う際に適用する基準金利のこと。

購買力平価説 (こうばいりょくへいかせつ)
2国間の為替相場は両国の通貨がそれぞれの国内でもっている購買力の比率によって決まるとする説のこと。

国債売りオペ (こくさいうりおぺ)
日銀が国債を売ることによって市場に流通するお金の量を減らす操作をいう。

国債買いオペ (こくさいかいおぺ)
日銀が国債を買い取ることによって市場に流通するお金の量を増やす操作をいう。

国際開発協会 (こくさいかいはつきょうかい)
発展途上国の経済開発促進のための資金を貸し付ける目的で、1960 年設立された国際金融機関のこと。世界銀行の活動を補完し、第二世界銀行ともいわれる。

国際金融公社 (こくさいきんゆうこうしゃ)
開発途上国の民間企業に融資や投資を行う国際金融機関のこと。1956年設立。

国際収支 (こくさいしゅうし)
一国が一定期間に行った外国との経済取引を集計した勘定のこと。

国際通貨基金 (こくさいつうかききん)
通貨と為替相場の安定化を目的とした国際連合の専門機関のこと。主な業務は加盟国の出資金を原資として国際収支が悪化した国に融資を行うこと。

国際復興開発銀行 (こくさいふっこうかいはつぎんこう)
1945年加盟各国の復興と開発のための長期貸付を目的として設立された国際金融機関のこと。現在は発展途上国に対する融資が主要業務。


コストプッシュインフレ (こすとぷっしゅいんふれ)
原材料の価格高騰に伴って賃金も販売価格も上昇することによって起こるインフレーション。

固定相場制 (こていそうばせい)
為替レートを一定の水準に固定する制度のこと。

コンタンゴ (こんたんご)
債券や商品(先物)の期日までの金利が受け渡し日までの期間が長ければ高く、短ければ安い状態。

コンバージョンリスク (こんばーじょんりすく)
クロスカレンシー取引において、決済が当該通貨ではなく円でなされるために起こる当該通貨の為替リスクの他に存在する円との為替リスクのこと。

コンファーム (こんふぁーむ)
為替取引で取引内容を確認すること。

ゴールデンクロス (ごーるでんくろす)
移動平均線の短期線と長期線の動きに注目し、長期線が上昇局面または横ばいの状態にあるとき、短期線が長期線の下から上へ突き抜けている状態のこと。一般的には買いサインといわれている。


◆さ行で始まるFX用語

裁定取引 (さいていとりひき)
商品の価格差(値鞘)を利用して利益を得ようとする取引のこと。2つの市場間で同一の商品を取引すると、それぞれ価格が異なることがある。その時、それぞれの商品を価格の安い市場で買い価格の高い市場で売ることにより理論上は低いリスクで利益を得る事が出来る。


先入先出法 (さきいれさきだしほう)
転売又は買戻しに係る取引の数量を、その有する売建玉又は買建玉について先に成立した建玉から順番に減じる方法のこと。


先物取引 (さきものとりひき)
将来の一定期日に現物の受け渡しをすることを約定する売買取引のこと。

差金決済 (さきんけっさい)
取引の決済にあたり原商品の受渡しをせず、算出された損失または利益に応じた差金を授受することによる決済方法のこと。

指値 (さしね)
売買の注文を出すときに値段を指定する注文のこと。目標の価格まで「下がったら買いたい」、あるいは「上がったら売りたい」場合に使用する注文方法。

サブプライムローン (さぶぷらいむろーん)
主に米国の金融機関が、過去に破産経験のある人や低所得者層(サブプライム層)等の信用力の低い人に対して貸し出しを行う住宅ローンのこと。


サポートライン (さぽーとらいん)
チャート分析において、過去に何度かその水準で為替レートが下げ止まった価格帯のこと。

サマータイム (さまーたいむ)
夏の季節だけ標準時刻を進めて、日照時間を有効に使おうとする制度のこと。

サマーラリー (さまーらりー)
米国において、7月から9月までの夏場にかけて株価が上昇する現象のこと。

雑所得 (ざつしょとく)
金や恩給などの公的年金等、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料などのように利子所得、配当所得、事業所得、不動産所得、給与所得、譲渡所得、一時所得のいずれにも該当しない所得のこと。

シカゴ筋 (しかごすじ)
シカゴの先物市場で通貨先物取引をしている人たちのこと。

シザース (しざーす)
売呼値と買呼値の価格が逆転すること。

支持線 (しじせん)
チャート分析において過去に何度かその水準で為替レートが下げ止まった価格帯のこと。

市場金利 (しじょうきんり)
金融機関同士がお金の貸し借りをするときに適用される金利のこと。

システム障害リスク (しすてむしょうがいりすく)
システムの不具合等により取引が遅れる又は取引ができないなどの支障が生じるリスクのこと。

資本収支 (しほんしゅうし)
直接投資や証券投資などの資本取引の収支のこと。


主要通貨 (しゅようつうか)
世界中の外国為替市場で多くの市場参加者が頻繁に売買している通貨のこと。具体的には米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフランのことを指す。

ショート (しょーと)
売りポジションを保有している状態のこと。

ショートスクイーズ (しょーとすくいーず)
相場が上がって、空売りの損切り決済が集中することによって買い戻しが殺到して相場がさらに上がること。

証券市場 (しょうけんしじょう)
株式など有価証券の発行が行なわれる発行市場と、それが流通する流通市場の総称のこと。

証拠金 (しょうこきん)
契約の成立・履行を確実にするために当事者の一方が相手方に担保として提供する金銭のこと。

証拠金基準額 (しょうこきんきじゅんがく)
一枚のポジションを維持するために必要な金額のこと。

消費者物価指数 (しょうひしゃぶっかしすう)
消費者が実際に購入する時点での商品小売価格(物価)の変動を表す指数。

信用リスク (しんようりすく)
取引相手方の債務不履行(デフォルト)によるリスクのこと。

実質金利 (じっしつきんり)
名目金利を物価上昇率で割り引いた金利のこと。

実勢レート (じっせいれーと)
実際に取引されている価格のこと。


実現益 (じつげんえき)
ポジションを決裁して得ることのできた利益のこと。決済していないポジションに生じている利益は、評価益という。

実需 (じつじゅ)
機関投資家など資本取引と輸出入に伴う外国為替の需給のこと。


実需筋 (じつじゅすじ)
資本取引(投資や投機)と輸出入に伴う外国為替取引を行なう機関投資家のこと。

順張り (じゅんばり)
相場が上がっているときに買う、または相場が下がったときに売る手法のこと。

ジョブレスレート (じょぶすとれーと)
米国の経済指標の一つで失業率のこと

人民元 (じんみんげん)
中華人民共和国の通貨で日本における呼称こと。中国語では「人民幣」という。

スイスフラン (すいすふらん)
スイスの通貨。

スクエア (すくえあ)
売りと買いの持ち高をゼロにすること。

スターリング (すたーりんぐ)
英国通貨のポンドの表す通称。

ストップロスオーダー (すとっぷろすおーだー)
あるポジションを持っていて、為替レートが自分の不利に変化してきて損失が発生してきたときに、それ以上の損失を避けるためにポジションを決済する注文のこと。

ストリーミング注文 (すとりーみんぐちゅうもん)
売気配/買気配をリアルタイムに表示し値段欄を押した時点での価格にあらかじめ登録した、プリセット値ストリーミング価格を反映した価格でIOC注文を発注する手法のこと。

スプレッド (すぷれっど)
買値と売値の価格差のこと。 この価格差は取引会社ごとに異なり相場の状況によって通常価格よりも広がったり狭まったりする。

スペキュレーション (すぺきゅれーしょん)
売買益を目的とした取引のこと。


スポット (すぽっと)
取引日から2営業日後が決済日になる直物取引のこと。

スマイルスティープ (すまいるすてぃーぶ)
縦軸に金利の高低、横軸に期間をとったグラフで全体を結ぶと笑顔のような笑った口のような形になること。

スリッページ (すりっぺーじ)
ストップ注文の成立時に生じる指定していた値段と実際の成立値段との差のこと。


スワップポイント (すわっぷぽいんと)
通貨によって金利が違うため発生する、2種類の通貨の金利差のこと。高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売れば差引で受取になり逆の場合は支払いとなる。

清算価格 (せいさんかかく)
取引所が日中取引終了後に定める価格のこと。この価格を基に値洗い等の清算業務を取引所で行う。


世界銀行 (せかいぎんこう)
IBRD(国際復興開発銀行)とIDA(国際開発協会)とを併せた名称のこと。

ゼロサム (ぜろさむ)
一方が利益を得たならば、もう一方は同じだけの損をし全体としてはプラスマイナスゼロになること。

総合課税 (そうごうかぜい)
給与所得や不動産などから得る収入から控除額を引いた所得額に応じて一定の税率で課税する方法のこと。店頭FX取引での利益は給与などと同じ総合課税の対象となり、所得額が上がると税率も最大50%まで増える。

ソブリンリスク (そぶりんりすく)
取引相手の国の事情で締結してあった為替予約が実行できなくなるリスクのこと。

損益通算 (そんえきつうさん)
一定期間に行われた売買の利益と損失を合算し損益計算すること。

損切り (そんぎり)
予測と反対の方向へ為替相場が動き、そのままでは損失が膨らんでしまう場面で損を一定に抑えるために決済すること。

◆た行で始まるFX用語

高値 (たかね)
取引日において最も高い価格のこと。

タカ派 (たかは)
現経済状況に対して強気なスタンスであり政策金利などの金利利上げ賛成派。

建玉 (たてぎょく)
売買を行い保有している状態の未決済の通貨のこと。

建玉報告書 (たてぎょくほうこくしょ)
建玉の残高を報告するために会社が顧客に交付する書面のこと。電子交付(書面の電磁的方法による交付)が認められている。

建値 (たてね)
外国為替市場における場合、銀行が為替相場で公表する標準値段(為替レートの提示)のこと。

短期金融市場 (たんききんゆうしじょう)
期間1年未満の金融市場(マネー・マーケット)のこと。

大統領サイクル (だいとうりょうさいくる)
米大統領選挙のサイクル(周期)とドル相場や株価との間に相関関係があるとの考え方のこと。

ダイレクトディーリング (だいれくとでぃーりんぐ)
銀行間取引で、銀行同士がブローカーや電子ブローキングを通さずに直接取引すること。

ダン (だん)
取引が成立したこと。「ダン」をした取引は通常、取り消すことが出来ない。

チャーチスト (ちゃーちすと)
「経済情勢や需給など、あらゆる要因は相場に織り込まれており、チャートの動きを研究すれば相場の行方を予測できる」と考える市場参加者のこと。


チャート (ちゃーと)
相場の値動きをグラフで示したもののこと。多種多様なものが存在する。

中央銀行 (ちゅうおうぎんこう)
一国における金融組織の中核をなす銀行のこと。外国為替の管理・決済の集中機関としての役割も持ち国家間の金融協定では当事者とされる。

チョイス (ちょいす)
売値、買値ともに同じ価格であること。

長期金利 (ちょうききんり)
期間が一年以上の金融取引を行う際に適用される金利のこと。

チョッピー (ちょっぴー)
参加者が少なく薄商いの中、値動きが荒れる状態のこと。

通貨オプション (つうかおぷしょん)
通貨を売買する権利のこと。通貨を買う権利のことをコール売る権利のことをプットという。


通貨先物取引 (つうかさきものとりひき)
取引所において行われる通貨の先物取引のこと。

通貨ペア (つうかぺあ)
為替の取引を行う2国間の通貨の組み合わせのこと。

テーパリング (てーぱりんぐ)
金融政策において量的金融緩和の縮小のことを言う。

テールリスク (てーるりすく)
発生する確率は非常に低いが万が一起こってしまうと甚大な損失をもたらすリスクのこと。

ティック (てぃっく)
英語で時計が出す音のことを指し外国為替市場では、取引時間の最小単位のこと。

ティックチャート (てぃっくちゃーと)
短い時間ごとの値動きを表わす時系列チャートのこと。

テイクプロフィット (ていくぷろふぃっと)
利食いにより利益を確定させる取引のこと。

抵抗線 (ていこうせん)
市場参加者の多くが、これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと。

テクニカル (てくにかる)
過去の価格や売買高の推移、信用取引の取組状況など、いわゆる市場内部要因のデータを統計的に分析して相場の方向性を予測する手法のこと。

手仕舞い (てじまい)
反対売買を行って決済すること。買い建玉なら売り売り建玉なら買い戻して決済することを指す。


店頭取引 (てんとうとりひき)
株式市場のような取引所取引とは異なり、売り手と買い手が相対(1対1)交渉し値段、数量、決済方法などの売買内容を決定する取引方法のこと。


転売 (てんばい)
買建玉を決済する(減少させる)ために行う売付取引のこと。

ディーリング (でぃーりんぐ)
為替を売買すること。

ディスカウント (でぃすかうんと)
先物相場が直物相場より割安になる場合のこと。

ディップ (でぃっぷ)
レートが急に下落すること。英語で「沈む、(鳥が)急に降下する」の意。

デイオーダー (でいおーだー)
同日内を有効期限とする注文方法のこと。

デイトレード (でいとれーど)
外貨を保有したその日のうちに反対売買を行い日々損益を確定する投資手法のこと。

デッドクロス (でっとくろす)
移動平均線の短期線と長期線の動きに注目し長期線が下降局面または横ばいの状態にあるとき、短期線が長期線の上から下へ突き抜けている状態のこと。一般的には売り場といわれている

デフレーション (でふれーしょん)
一般的物価水準が継続的に下落しつづける現象のこと。通貨の収縮、金融の梗塞(こうそく)、生産の縮小、失業の増加などが生じる。

デュレーション (でゅれーしょん)
債券に投資した額の、平均回収残期間。

電信売相場 (でんしんうりそうば)
銀行が公示する対顧客電信買相場のこと。または銀行がお客様から外貨を買う際の値段(お客様にとっては外貨の売値)のこと。

投機 (とうき)
短期的な予測に基づいて価格の変動で大きな利益を得る取引のこと。

投機筋 (とうきすじ)
投機筋とは、レートの変動による利益を目的に売買を行う投資家のこと。

東京金融取引所 (とうきょうきんゆうとりひきじょ)
有価証券の売買及び市場デリバティブ取引を行う金融商品市場を開設・提供し市場の公正を確保すること、および、金融商品市場において成立した市場デリバティブ取引の清算業務を行うことを目的に設立された金融商品取引所のこと。


投資信託 (とうししんたく)
多数の投資家から預かった資金を大きくまとめ、資産運用会社の専門家(ファンドマネジャー)が株式・債券・不動産などに投資し運用の成果を投資家へ還元する金融商品のこと。

取引参加者 (とりひきさんかしゃ)
取引所が開設する市場において直接取引を行う取扱会社およびマーケットメイカーのこと。

取引所取引 (とりひきじょとりひき)
取引所を通して行われる取り引きのこと。


取引報告書 (とりひきほうこくしょ)
委託注文をした取引が成立したときに、成立した取引の内容を明らかにするため、会社が顧客に交付する書面のこと。電子交付(書面の電磁的方法による交付)が認められています。

トレジャリー (とれじゃりー)
米国財務省証券(国債)のこと。米国国債は世界最大の流通量と売買量を誇る証券で、その値動きや利回りの動きは世界の金融市場の指標となっている。

トレンド (とれんど)
長期的に見られる一定方向への価格の動き。

独歩高 (どっぽだか)
ある特定の通貨だけが上昇すること。

独歩安 (どっぽやす)
ある特定の通貨だけが下落すること。

ドル (どる)
アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポールなどの通貨単位のこと。通常はアメリカ合衆国のドルをさす。

ドルインデックス (どるいんでっくす)
主要通貨に対してのアメリカドルの総合的な価値。

ドルコスト平均法 (どるこすとへいきんほう)
定期的に継続して一定金額ずつポジションを積み立てる投資手法のこと。

ドルペッグ (どるぺっぐ)
自国の通貨レートをドルに連動させる固定相場制度のこと。

ドルロング (どるろんぐ)
ドルの買い持ち状態のこと。逆にドルの売り持ち状態のことをドルショートという。


◆な行で始まるFX用語

仲値 (なかね)
対顧客電信売レートと、対顧客電信買レートの平均値のこと。

投売り (なげうり)
買い持ちのポジションを損切りで売る場合のこと。

ナッシングダン (なっしんぐだん)
取引不成立のこと。

成行注文 (なりゆきちゅうもん)
現在提示されているレートで売買する注文方法のこと。

難平 (なんぴん)
主に評価損が出ている際、ポジションの平均コストを下げるために同一商品のポジションを増やすこと。

日銀短観 (にちぎんたんかん)
日本銀行が四半期毎に発表する「主要企業短期経済観測調査」のこと。特に業況判断指数が日本の景況感を表すとされ株価や為替などに影響を与える。

日銀展望レポート (にちぎんてんぼうれぽーと)
毎年4月および10月の2回目の日銀金融政策決定会合で審議、決定のうえ公表される経済・物価情勢の展望レポートのこと。

日銀当座預金残高 (にちぎんとうざよきんざんだか)
金融機関が他の金融機関との決済などの目的で日銀に開いている当座預金口座の資金量のこと。金融機関が自由に使える手元資金の量を示す。

日経平均株価 (にっけいへいきんかぶか)
本経済新聞社が提供する東証一部上場の225銘柄から構成される修正平均型の株価指数のこと。

値洗い (ねあらい)
取引所が定める清算価格を基に日々の価格変動に対して取引参加者の取引や保有している建玉にどの程度の損益が生じているかを算出し再評価すること。

ネッティング (ねってぃんぐ)
外国為替取引で債権債務の残高を差し引きし最終的にその正味を決済する方法のこと。

年金 (ねんきん)
終身または一定期間にわたり毎年定期的に一定の金額を給付する制度のもとで支給される金銭のこと。また老齢・障害・死亡などを保険事故とし被保険者や遺族の生活保障を目的とする年金保険制度のこと。

ノーオファー (のーおふぁー)
売り手がいないこと。


◆は行で始まるFX用語

ハゲタカ (はげたか)
企業買収を仕掛ける際に対象企業の株式や社債などが安くなっているタイミングを狙って買収し、その企業の経営に深く関与して企業価値を高めた後に売却することで高い利回りを獲得することを目的としたファンドのことを皮肉るときに使う俗語のこと。

始値 (はじめね)
取引開始時の価格のこと。

ハト派 (はとは)
現経済状況に対して弱気なスタンスであり政策金利などの金利利下げ賛成派。

バイアス (ばいあす)
今後のマーケットや金融政策の方向性。

バイナリーオプション (ばいなりーおぷしょん)
現時点での為替レートと比べて、、そのレートが上がるか下がるかを予想するオプション取引。

バックワーデーション (ばっくわーでーしょん)
債券や商品(先物)の期日までの金利が受け渡し日までの期間が長ければ安く短ければ高い状態。


バニラオプション (ばにらおぷしょん)
何も特殊な条件などが付帯していなく原資産となる金融資産や商品などを売買する権利のこと。

バリュー・デイト (ばりゅー・でいと)
スポットでの為替取引(直物取引)における決済日の事こと。通常は取引の2営業日後。


日計り取引 (ひばかりとりひき)
外貨を保有したその日のうちに反対売買を行い、日々損益を確定する投資手法のこと。

評価損益 (ひょうかそんえき)
ある時点のレートで未決済のポジション(建玉)を評価して、いくら損益が出ているかを表示したもののこと。

ビッグフュギュア (びっくふゅぎゅあ)
為替レートの大台のこと。例えばドル/円の100.00やユーロ/ドル1.3000など)

ビッド (びっと)
プライスを提示する側の通貨買付の希望価格のこと。数社が提示する最も有利な価格で通貨を売付することができる。

ファンダメンタルズ (ふぁんだめんたるず)
経済を構成する基礎的条件のこと。主に経済状況、物価動向、金融政策を含んでいる。

ファンダメンタルズ分析 (ふぁんだめんたるずぶんせき)
その国や地域の経済状況などから相場動向を分析する手法のこと。

ファンドマネージャー (ふぁんどまねーじゃー)
様々な人から集めた資金(ファンド)を運用する担当者のこと。

フェイバー (ふぇいばー)
現在保有している(売り、買い)ポジションを、市場レートで評価した際、利益が出ている状態のこと。

フェデラルファンド (ふぇでらるふぁんど)
米国の民間銀行が連邦準備銀行に預けている準備預金のこと。


フェデラルファンドレート (ふぇでらるふぁんどれーと)
フェデラルファンドの過剰準備を貸借する際の利子率のこと。現在では連邦準備制度加盟銀行だけでなく非加盟銀行・外国銀行・貯蓄貸付組合などの金融機関相手の取引にも適用されている。

フォレックス (ふぉれっくす)
外国為替のこと。

フォワード (ふぉわーど)
先渡し取引のこと。将来の一定時点の価格を現時点で約定する取引。

フォーワードガイダンス (ふぉわーどがいだんす)
中央銀行が金融政策の先行きについて事前に明示する指針。市場参加者の予想や期待に働きかけて、市場金利に及ぼす影響を強めることが狙い。

含み益(損) (ふくみえき(そん))
ある時点のレートで未決済のポジション(建玉)を評価して、いくら損益が出ているかを表示したもののこと。

覆面介入 (ふくめんかいにゅう)
中央銀行が為替介入を公表しないで秘密に行なうこと。

踏み上げ (ふみあげ)
持っている売りポジションを損切りして買い戻すこと。

フューチャー (ふゅーちゃー)
先物取引のこと。

フロードリブン (ふろーどりぶん)
競争売買によって価格が形成される市場のこと。

ブル (ぶる)
相場の上昇を予想すること、または相場が上昇すること。強気という意味。

ブローカー (ぶろーかー)
外国為替の取引業者のこと。通貨の売り手と買い手を取り次いで取引を成約させ手数料を売り手・買い手の双方から徴収します。

プライス (ぷらいす)
外国為替市場で取引される為替レートのこと。


プライスアクション (ぷらいすあくしょん)
為替レートの値動きや出来高などを重視して売買することがリスクを最小限に抑え、また大きな利益をもたらすという理論。

プライマリーディーラー (ぷらいまりーでぃーらー)
ニューヨーク連邦準備銀行と直接取引ができる政府公認の証券会社や銀行。


プラザ合意 (ぷらざごうい)
1985年9月22日、ニューヨークの「プラザ・ホテル」で行われたG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)において発表された為替レートに関する合意のこと。

プレミアム (ぷれみあむ)
先渡しレートが割増になること。

ヘッジ取引 (へっじとりひき)
将来の価格変動リスクを回避すること。ある取引から生じるリスクに対して、逆サイドのリスクを持つ取引を行う事によってリスクの回避をしようとする方法。

ヘッジファンド (へっじふぁんど)
通貨や株式、債券などへの投資にあたって先物やオプションなどの金融派生商品での運用も行い、高収益を目的とした私募形式で集め運用されるファンドのこと。


変動相場制 (へんどうそうばせい)
為替レートを外国為替市場の需給に任せる制度のこと。

ベア (べあ)
相場の下落を予想すること、または相場が下落すること。弱気という意味。

保証金 (ほしょうきん)
取引の担保となるお金のこと。

ボックス相場 (ぼっくすそうば)
上限(高値)と下限(安値)が決まった範囲内で値動きを繰り返す相場のこと。

ボラタイル (ぼらたいる)
相場の値動きが激しい様子のこと。

ボラティリティ (ぼらてぃりてぃ)
価格の変動率のこと。

ポジション (ぽじしょん)
売買を行い保有している状態の未決済の通貨のこと。

ポジションテイカー (ぽじしょんていかー)
自らリスクをとってポジションをつくり、投機による収益を狙う人のこと。


◆ま行で始まるFX用語

マークトゥマーケット (まーくとぅまーけっと)
持っている資産を実際の市場価格で計算し、時価で評価し直すこと。

マーケット (まーけっと)
売買される市場のこと。

マーケットメイカー (まーけっとめいかー)
マーケットメイク方式を採用している市場で売り買いの気配値を同時に提示し、その価格で売買注文に応じる値付け会社のこと。

マージンコール (まーじんこーる)
CFD取引において純資産が必要証拠金を下回っている状態のこと。

マイナー通貨 (まいなーつうか)
メジャー通貨以外の取引量の少ない通貨のこと。

マイン (まいん)
通貨を「買う」という意味のこと。

窓 (まど)
チャートで前日の値段から離れた値段で寄り付き引けて、前日の価格との間に空白を作った場合、その部分を窓と呼ぶ。

マリー (まりー)
売り注文と買い注文をインターバンクに取り次がずFX業者内部の顧客注文内で相殺すること。

マンデート (まんでーと)
企業が株式の発行などを行うことで資金調達をする際、金融機関や証券会社がその業務の委任を受けること。

ミューチュアルファンド (みゅーちゃるふぁんど)
米国の一般的な投資信託。請求に基づいて随時解約・換金が出来る。

名目金利 (めいもくきんり)
物価上昇率などを考慮しない表面的な金利のこと。

メジャー通貨 (めじゃーつうか)
世界中の外国為替市場で多くの市場参加者が、頻繁に売買している通貨のこと。具体的には米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフランのことを指す。

持ち高 (もちだか)
売買を行い保有している状態の未決済の通貨のこと。

モデル筋 (もでるすじ)
チャートなどのテクニカル分析を元に機械的な投資運用モデルを用い主に短期売買を行うヘッジファンド


◆や行で始まるFX用語

約定 (やくじょう)
金融取引において売買注文が確定し、成立すること。

約定拒否 (やくじょうきょひ)
注文を発注しても成立しないこと。為替の急激な変動時の起こりやすい。

安値 (やすね)
取引日において最も低い価格のこと。

ユーロ (ゆーろ)
欧州連合が採用している単一通貨のこと。


ユアーズ (ゆあーず)
通貨を「売る」という意味のこと。

有事のドル買い (ゆうじのどるがい)
戦争など有事の際に、世界の基軸通貨であるドルが買われること。


輸出予約 (ゆしゅつよやく)
輸出にあたり、将来の決められた日に決められた価格で外貨を売る予約をすること。

揺り戻し (ゆりもどし)
相場上昇、もしくは下落が行き過ぎたあと、それまでとは反対の動きを見せること。

寄り付き (よりつき)
取引が開始された後の最初の売買のこと。

四本値 (よんほんね)
始値・高値・安値・終値の4つの値段の総称のこと。

◆ら行で始まるFX用語

リーブオーダー (りーぶおーだー)
指値注文のこと。

利益確定の売り (りえきかくていのうり)
買いポジションを反対売買して利益を確定させる売り注文のこと。

リクイディティ (りくいでぃてぃ)
市場における流動性のこと。

利食い (りぐい)
保有しているポジションを反対売買で決済し利益を確定すること。

リスク (りすく)
危険にあう可能性または損をする可能性のこと。

リスクオフ (りすくおふ)
リスクを回避している状態。

リスクオン (りすくおん)
リスクを好んで取っていく状態。

リスクヘッジ (りすくへっじ)
予想されるリスクに対して、それを回避するための方法。

リスクリバーサル (りすくりばーさる)
指標の一つで為替市場の変化に対して市場参加者がどのような方向性にどれほど傾いているかを表す。

リスクリワード (りすくりわーど)
取引を行った場合に起こりうる損失と収益との割合。

リミット (りみっと)
ディーラーに与えられた持ち高の権限のこと。

両建て (りょうだて)
同じ商品の買建玉と売建玉を同時に保有すること。

ルーブル合意 (るーぶるごうい)
1987年2月22日にパリのルーブル宮殿で開催したG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)で、プラザ合意以降のドル安進行を止める為に通貨安定に向け協調介入を行う事を決めた合意のこと。


累進課税 (るいしんかぜい)
課税標準が増えるほど高い税率を課す課税方式のこと。

レジスタンスライン (れじすたんすらいん)
市場参加者の多くが、これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと。

レバレッジ (ればれっじ)
テコの原理から転じて手持ちの資金よりも多い金額を動かすこと。FX取引では証拠金を担保にその何倍もの外貨取引が可能である。

レバレッジ比率 (ればれっじひりつ)
証拠金に対するポジションの比率のこと。10万円の証拠金に対して100万円分のポジションを保有した場合、レバレッジ比率は10倍となる。

レベル (れべる)
外国為替相場において取引されている為替レートのおおまかな水準のこと。

レポ (れぽ)
買い戻しあるいは売り戻しの条件付き債券取引、またはその行為。

レンジ相場 (れんじそうば)
上限(高値)と下限(安値)が決まった範囲内で値動きを繰り返す相場のこと。

連邦公開市場委員会 (れんぽうこうかいしじょういいんかい)
アメリカ合衆国の金融政策の一つである公開市場操作の方針を決定する委員会のこと。

ローソク足 (ろーそくあし)
一定の期間を定め、その期間中の四本値をローソクと呼ばれる棒状で表した図形のこと。チャートの種類の一つ。

ロスカット (ろすかっと)
予測と反対の方向へ為替相場が動き、そのままでは損失が膨らんでしまう場面で、損を一定に抑えるために決済すること。

ロング (ろんぐ)
買いポジションを保有している状態のこと。

ロンドンフィックス (ろんどんふぃっくす)
全世界が基準にする仲値公示レート。その日の顧客向け銀行レートを決める基準。サマータイムでは日本時間の午前0時に決まる。

◆英字で始まるFX用語

IFO景況指数 (あいえふおーけいきょうしひょう)
ドイツ6大経済研究所の1つである「IFO研究所」がドイツ国内約7,000社を対象に調査・集計をした経済指標のこと。

IMF (あいえむえふ)
通貨と為替相場の安定化を目的とした国際連合の専門機関のこと。主な業務は加盟国の出資金を原資として国際収支が悪化した国に融資を行うこと。


IMM (あいえむえむ)
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)にある国際通貨市場のこと。その投資家のポジションは全米先物取引委員会によって公開される。

IMMポジション (あいえむえむぽじしょん)
シカゴにある商品先物取引所及び金融先物取引所に上場されている通貨のポジション。実需でなく投機筋のポジション動向を示唆する


IOC (あいおーしー)
指定した値段かそれよりも有利な値段で即座に成立させる注文のこと。

ERM (いーあーるえむ)
ヨーロッパにおける為替相場の変動を抑制し通貨の安定性を確保することを目的とした制度のこと。欧州為替相場メカニズム。


ESM (いーえすえむ)
欧州安定メカニズム。欧州諸国が金融危機に陥った場合等に支援を行う制度。EFSFから2012年に引き継がれた制度

EFSF(債) (いーえふえすえふ(さい))
欧州金融安定基金。欧州諸国の金融救済、資金支援を主目的としている。

ECB (いーしーびー)
欧州中央銀行のこと。1999年のユーロ発足に先立ち、1998年新たにユーロ圏の中央銀行として設立された。

EB(債) (いーびー(さい))
償還時に特定銘柄の値動きによって償還条件が変わる債権。

EBS (いーびーえす)
電子仲介システムのこと。ボイスブローカーに頼らずに各銀行などに設置された端末から直接為替取引の注文を出すことができる仲介方法。


EU (いーゆー)
欧州連合のこと。EC(欧州共同体)を基礎に外交・安全保障政策の共通化と通貨統合の実現を目的とする統合体。また、多くの国で単一通貨ユーロが導入されている。


EONIA (いおにあ)
ユーロ圏で、翌日まで買いポジションもしくは売りポジションを持ち越した際に受け取る、もしくは支払うことになる金利。

HSBC (えいちえすびーしー)
持株会社であるHSBCホールディングスを英国ロンドンに置く、世界有数の金融グループ。

HFT (えいちえふてぃー)
コンピューターが最適と判断した株価・数量などの条件をもとに、株の高速自動取引を行うプログラムトレード。昨今相場かく乱の要因とされている。

S&P500 (えすあんどぴーごひゃく)
アメリカの投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社がNASDAQ、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出している株価指数のこと。

SEC (えすいーしー)
米国証券取引委員会。日本の証券取引等監視委員会(SESC)をSECとも略することもある

NFP (えぬえふぴー)
農業部門以外のセクターに従事している就業者数。米国において最も重要視される経済指標の一つであり景気動向や経済状況を敏感に反映すると言われている。

FRS (えふあーるえす)
連邦準備制度のこと。アメリカ合衆国の中央銀行制度でワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会が全国の主要都市に散在する連邦準備銀行を統括する組織形態を特徴とする。

FRB (えふあーるびー)
米連邦準備制度理事会のこと。

FFレート (えふえふれーと)
フェデラルファンドの過剰準備を貸借する際の利子率のこと。現在では、連邦準備制度加盟銀行だけでなく、非加盟銀行・外国銀行・貯蓄貸付組合などの金融機関相手の取引にも適用されている。

FOMC (えふおーえむしー)
アメリカ合衆国の金融政策の一つである公開市場操作の方針を決定する委員会のこと。

MM (えむえむ)
マーケットメイク方式を採用している市場で売り買いの気配値を同時に提示し、その価格で売買注文に応じる値付け会社のこと。


MPC (えむぴーしー)
イギリスの中央銀行における金融政策委員会。

LTRO (えるてぃーあーるおー)
ECBの長期流動性供給オペを指す。民間銀行に対し債券を担保に取って資金を供給を行い市場へ潤沢な資金供給を目的にする


LTCM (えるてぃーしーえむ)
1998年10月に破綻した米系ヘッジ・ファンドのこと。

OCO注文 (おーしーおーちゅうもん)
優先順位のない2つのオーダーを同時に出し、どちらか一方が約定したならば、残りの一つは自動的に取り消しになるという注文方法のこと。


OTC (おーてぃーしー)
株式市場のような取引所取引とは異なり、売り手と買い手が相対(1対1)交渉し、値段、数量、決済方法などの売買内容を決定する取引方法のこと。

OPEC (おぺっく)
石油輸出国機構のこと。国際石油資本に対抗してみずからの利益を守るため、1960年にイラン・イラク・サウジアラビア・クウェート・ベネズエラの産油5か国が、石油の価格維持・生産調整などを目的として結成した国際機構。

QE (きゅーいー)
量的緩和金融政策の一種。政策金利の上げ下げではなく中央銀行から民間銀行への当座預金残高の量を拡大させることによって、量的に金融緩和を行う。

CME (しーえむいー)
シカゴにある先物取引を行っている取引所のこと。シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ。


CPI (しーぴーあい)
消費者が実際に購入する時点での商品小売価格(物価)の変動を表す指数。

CBOT (しーぼっと)
米国の先物取引所であるシカゴボードオブトレードのこと。CMEと統合し現在はCMEグループの傘下に入っている。

G7 (じーせぶん)
主要7か国財務相・中央銀行総裁会議のこと。米国、英国、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダが集まって国際金融の安定化などについて話し合う。

GTC (じーてぃーしー)
成立するまで無期限で有効である注文のこと。

GDP (じーでぃーぴー)
一定期間に国内で生産された財貨・サービスの価値額の合計のこと。国内総生産。

G20 (じーとぅうぇんてぃ)
先進国とエマージング諸国の財務相・中銀総裁会議のこと。主要7か国以外に、オーストラリア、中国、ロシア、ブラジル、インド、アルゼンチン、インドネシア、韓国、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合が集まる。

JGB (じぇいじーびー)
日本国債のこと。

JASDAQ (じゃすだっく)
東京にあるジャスダック証券取引所の略称のこと。ここに上場しているすべての銘柄はオークション方式による売買になっている。

WTI (だぶりゅーてぃーあい)
ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引される原油先物相場の標準油種のこと。世界の原油価格の代表的な指標とされている。

TFX (てぃーえふえっくす)
有価証券の売買及び市場デリバティブ取引を行う金融商品市場を開設・提供し、市場の公正を確保すること、および金融商品市場において成立した市場デリバティブ取引の清算業務を行うことを目的に設立された金融商品取引所。

TLTRO (てぃーえるてぃーあーるおー)
LTROのターゲット版(限定目的型LTRO)。特定部門の貸出額を根拠に長期資金供給オペを行うとする追加のオペ。

TTS (てぃーてぃーえす)
円を外貨にする際、適用される価格のこと。

TTM (てぃーてぃーえむ)
対顧客電信売レートと対顧客電信買レートの平均値のこと。


TTB (てぃーてぃーびー)
外貨を円にする際、適用される価格のこと。

T-BOND (てぃーぼんど)
米国政府が発行する償還期限が10年を超える利付債のこと。

NASDAQ (なすだっく)
米証券業者協会(NASD)が1971年に導入したコンピューターによる株式の電子売買システムのこと。

NISA (にーさ)
株や投資信託などの運用益や配当金を、年間100万円を上限に非課税にする制度。


BOE (びーおーいー)
イギリスの中央銀行。

FIFO (ふぃーふぉ)
転売又は買戻しに係る取引の数量を、その有する売建玉又は買建玉について先に成立した建玉から順番に減じる方法。

FEDウォッチャー (ふぇどうぉっちゃー)
米国のFRBの金融政策を中心に人事も含めたあらゆる動きを専門に観察、分析している専門家のこと。

EURIBOR (ゆーりぼー)
欧州圏の銀行間で取引に使用される基準レート。

LIBOR (らいぼー)
ロンドンのユーロ市場における短期金利。国際金融取引の基準金利となる。